2018.11.15
採用時の注意事項(健康状態)
労使トラブル対応, 労働・社会保険関連手続き, 労務顧問, 就業規則
アイアールでは顧問先様のハローワークでの求人公開の手続きも行なっていますが、求人募集〜採用で相談されることも多くあります。
例えば、求人公開をしてもなかなか応募がない、求めている人材がなかなか集まらない。こういったご相談には、求人票の書き方を工夫したり、面接時に特性分析を行うなどで解消できることもあるので、状況に応じてご提案させていただいています。
たまにあるのは健康上の問題があるケースです。持病がある方が過去の経験から病歴を隠して就職、事故を起こしてしまい大問題に…なんてニュースもありますよね。
持病の有無を確認しておく
持病を隠しておきたい気持ちは分からないではありません。過去に差別されていたり、嫌な経験があると、持病の有無は聞かれなかったから伝えなかった。という人もいると思います。
いくら採用難とはいえ、応募→即採用!では既存社員にも負担が大きくなってしまいます。
また企業側としては雇用したからには責任があります。労災が起きてしまった時に安全配慮義務違反にならないように応募時に健康診断を受けてもらい、面接時資料として結果を提出してもらうなどして、持病の有無を確認しておけると良いですね。
様々な人が働ける会社は魅力的
持病を抱えている人は不安な気持ちが大きい方も多いと思います。
ですが、日本には弱い立場の方をサポートしてくれる社会保障が充実しています。障害年金もその一つです。昔と違って不利なことばかりではありません。
企業側も、従業員とwin-winになれるような働き方を提案できる良いチャンスではないでしょうか。