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Column
経営の知恵袋− 七転八起 −

2018.05.31

経営の必須アイテム「就業規則!!」

就業規則, 相談顧問

アイアール・ソリューショングループの牧田です。

突然ですが、みなさんの会社にはもちろん就業規則はありますよね。
今日は『意外と知られていない就業規則の役割』についてお話させてください。

常時10人以上の労働者を雇用する場合は、就業規則を定めて管轄の労働基準監督署に届出なければなりません。知らずに違反をしていると労働基準法第89条により30万円以下の罰金となります。

実際10人を下回っているような場合は法的な作成義務はないということになりますが、もし会社様と労働者との間のルールが何もなかったら・・・

想像してみて下さい。
今からみんなで野球の試合をするとします。ルールはありません。
さあ、どんな試合になるでしょう。
今からみんなでサッカーの試合をするとします。野球のルールでやりましょう。
さあ、サッカーを始めることはできるのでしょうか。

ルールは大切です。
ルールがあることによって楽しく安全にスポーツができるように、仕事もできるのだと思います。
アイアールでは従業員さんが10人に満たない会社様にも就業規則を作成することをおすすめします。

なぜ就業規則が必要?

ルールが明確であることにより、会社を守り、従業員さんも守ることができます。
ルールを活用することにより、経営を守ることもできるのだと思います。
そして、みんなが幸せに働くことができます。

就業規則作成のご提案をする際、「トラブルを未然に防ぐことができます!!」とお話させていただきますが、これは就業規則で業務に関する事、会社において良いこと、悪いことの線引きがされているため誤解が生まれずトラブルも起きにくい、ということです。

トラブルを防ぐ就業規則とは

労使トラブルの多くは従業員さんの退職時に起こります。
意見が食い違った際、辞めていく従業員さんは我慢をしないため、会社と衝突することがあるからです。
この場合においても規定がきちんとしていれば、従業員さんの主張に対してルールの提示ができ、トラブルを防ぐことができる可能性が高いです。就業規則で経営が守れるという一場面です。

たかが規定、されど規定。
経営に就業規則を活用する事業所様も増えてきています。
安心、安全の経営のためにも、就業規則は今後更に経営の必須アイテムになってくることでしょう。

その就業規則、古くないですか?

それでは、どのくらいの間隔で見直しが必要かということですが、3年経つと“少し古いかな”、5年経つと“だいぶ古いかな”と考えていただければと思います。

近年は特に「働き方改革」といわれている中で、会社の事情も働く人の事情も変化してきています。今の働き方に実態が合っていない就業規則では役に立たないというケースも出てくるかもしれません。

「世情と実態」に合った就業規則で、会社様は安心して雇用でき、従業員さんは安心して働くことができる環境を作りませんか。

アイアールでは定期的に無料相談会も開催しております。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。