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社会保険労務士個人情報保護事務所

Column
経営の知恵袋− 七転八起 −

2021.01.06

「業務委託」という働き方について

昨年、ヤフー株式会社が「ギグパートナー」という副業人材を募集し、業務委託契約をスタートしました。

社会の新常態を見据えた「オープンイノベーションの創出」を目的として掲げており、複数の本業を並行して活動する「パラレルワーク」よりさらに新しい働き方として注目を集めています。今後も労使ともに副業志向が加速するきっかけになるかもしれません。

ギグパートナー制度の概要

ヤフー社が募集した「ギグパートナー」とは、概ね以下のような内容のようです。

  • 契約は雇用契約でなく原則として業務委託契約(数ヶ月の契約期間)
  • 原則として出社を伴わない100%リモートワーク
  • 業務を開始した職種は「事業プランアドバイザー」「戦略アドバイザー」「テクノロジースペシャリスト」の3つで、いずれもコンサルティングに類するもの
  • 年齢は10歳から80歳までと幅広い

業務委託成功のポイントとは

①スキル

個人のスキルが「時間拘束をせず、指示しなくてもできる」レベルにある場合は、業務委託として成立しやすくなります。業界経験者などスキルがある人が「働きたい」と思う環境を整えたり、スキルを正確に測定する手段を用意したりといったことが重要になります。

②報酬体系

業務をある単位にまとめ、単位ごとの報酬を明確にする必要があります。仕事に対する報酬を細かく定義することで、提示する委託業務への報酬が明確になります。

③時間短縮

作業時間の短縮のためのオペレーション見直しも重要です。時間あたりの報酬が低い場合、「業務委託は経営側の体のいいコスト削減策」とみなされ、働く人の賛同を得られなくなります。頑張り次第で短い時間働いて高い報酬がもらえるとしたら、「雇用契約で長時間拘束されるより、業務委託契約で短時間働いて成果を出したほうがいい」と思う人が増えるかもしれません。

社会的にも副業容認の流れは今後ますます推進すると考えられます。従業員さんの働き方への取り組みにアイアールと一緒に向き合っていきませんか?