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Column
経営の知恵袋− 七転八起 −

2018.03.09

経営会議でそこまでやるのか

相談顧問, 経営会議コンサルティング, 経営支援

御社の経営会議の運用はうまくいっていますか?
報告や情報共有のレベルに留まっていませんか?
今回は、アイアール社内の「経営会議」の取り組みを紹介したいと思います。
一社員である私が実際に会議に参加していて感じたことを赤裸々に綴ります。他の会社はどんな経営会議をしているのか、ご参考になれば嬉しいです。

経営会議で何をするべき?

アイアールでは、アメーバ経営の実践のため、月に二度の経営会議の時間を設けています。他にもいくつかの会議やミーティングを行っています。
・毎日の朝礼・昼礼
・グループミーティング
・営業会議
・運用中のプロジェクト会議
などなど。

現在の経営会議やミーティングでは、以下の事項を話し合います。

●経営会議 やることリスト● 【その1】
☑トップからの経営方針・計画・考え方の共有
☑数字で採算の報告
☑業務改善、PDCA

この内容も、始めた当初は上手く運用できませんでした。

 

御社の会議ではこんな人はいませんか?

「トップから発表されている方針が自分の業務に結びつかずにぼんやり聞いている」
「会議までに数字を準備できない」
「数字を基に報告ができない」
「PDCAができない」
「問題提起はするが対策が考えられていない」

アイアールでもこのような状況から始まりましたが、今までの七転八起の取り組みの中で、日々の作業レベルのPDCAがパターン化されました。
例えば、年末調整時季が終わる頃には次回の年末調整の為の振り返り、年度更新が始まる前には前回の振り返りを踏まえて万全に準備をします。
経営会議用の専用フォーマットの活用や、スケジュールの管理の仕組みによってPDCAが習慣化されてきました。

*月に2回のアメーバ会議の様子です

ちなみに経営会議用の専用フォーマットの作成は私が担当しています。
フォーマットは日々進化するため細かい変更は毎回当たり前に行いますが、全部新しく作り直す時は大変です…(心の声)。

「経営会議」のレベルを見直そう

そんな現在の経営会議を、業務改善に留まらずさらにレベルアップさせようということで、アイアールでは2018年2月から「準備委員会」を開いています。

日々の業務改善は必要だけど、経営会議が業務改善会議になってはいけない。
企業が永続的に発展していくためには、事業の目的・意義を明確にして「大きな変革」を起こしていく必要があります。
普段の業務改善とは全く別の場で、事業のやり方自体を根本から覆す程のアイディアを出す経営会議の時間を持つ、その為の委員会です。

先ほどのやることリストに加えて

●経営会議 やることリスト● 【その2】
☑経営方針・計画の改革
☑採算を向上させる方策を考える
☑経営者意識を持ったリーダの育成

このような会議を実現するための「準備委員会」に参加することになり、本音では「ここまで本格的な会議を運用するのは難しいのでは?!」と感じました。
「難しいと感じる」と正直に伝えたときの弊社代表榊原の答えはこうでした。

 

現状に不満があるわけではない、でも改革が必要なんだ

榊原いわく、「現状に不満がある訳ではない、皆よくやっている。」
でも今はまだ、トップダウンで経営している状態です。
トップダウンの経営は、トップに何かあったとき崩壊する可能性があるとのこと。
組織作りを網の目のイメージで考えると、網が一方向だと一方からの力に弱くてNGです。
網の目を細かくして、強くてこぼれない体制を作る。組織が成り立つための縦・横の切り口で、組織作りをする、「1人だけ」からの脱却の試みの一つが経営会議の見直しなのです。

もし想定外なことが起きたときに、右往左往して会社をつぶしていいの?と考えると、何も不具合の起きていない“今”、想定外を想定して対策を考えておく必要がある。
・一つのやり方に執着するのも×
・急な思いつきでギャンブルになるのも×
結果が良くなればOKなのだから、あの手この手の方法論と手段をやっていくことは会社にとって「良い事」です。

トンネルのイメージで両側から掘り進める

急に大きな改革ができる訳ではないとしても、まずは取り組まなくては始まりません。
アイアールでは今後も作業レベルの業務改善は日々続けながら、大きな変化に対応できる体制作りを進めていきたいと思います。

自社の経営会議にも課題があるなと感じた方は、是非ご相談ください。

会議のあり方を整えていくことで経営が加速度的に前進するはずです。

効率的な経営会議で
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