2019.05.28
人材難の今、求人以前に大切なこと
個別経営塾, 働き方改革パック, 助成金
こんにちは、アイアールの藤田です。
今日は「人材難の今、求人以前に大切なこと」をテーマにお送りします。
【人員の補充が容易でない時代】
最近、私の周囲の友人たちからこんな声が聞かれます。
「職場の同僚が退職してしまった。これまでならすぐに代わりの人が入ってきたのに…」
そう!今までは求人を出せば、新しい人が採用できて、人員の補充ができていたのです。
けれど人手不足が叫ばれるようになった近年、求人を出しても応募してくる人がいない、というパターンは確実に増えています。
「人が減ったら補充すればいい」という考えは通らなくなってきています。
そして友人の話の続きはこうです。
「人員が欠けた分、一人当たりの仕事量・残業が増えている」
「しばらくの間の我慢だと思って頑張っていたけれど、そろそろ限界。私も辞めたいかも…」
これでは退職の連鎖が起こってしまいます。
有効求人倍率の高さを背景に、「退職・転職」の選択肢が取りやすくなっているのも事実です。
求人を出して新しい人を募集することももちろん大切ですが、今いる人が離職しないようにすることはもっと大切なのです。
せっかく育った人材がいなくなってしまうのは、会社にとって大きな損失ですよね。
【職場環境の改善で離職を防ぐ】
昨今の人材難の影響、働き方改革の流れもあり、職場環境・労働条件の改善に取り組む企業様が増えています。
賃金をupする、残業を減らす、有給を取得しやすくする…
他社よりも良い条件を提示すれば、求人に応募する人も増えるでしょうし、離職したい人を減らせるでしょう。
逆を言えば、良い条件を提示できなければ、求人への応募も少なくなり、離職したい人が増えてしまう、ということです。
業務効率を改善し、労働環境を良くしていくことが必要ですね。
また、近隣他社・同業者がどのような条件で人を雇っているのか、アンテナを張っておくことも大切です。
【変化の時を迎えています】
働き方改革・有給取得の義務化・残業時間の上限規制・最低賃金のupなど、労働環境の改善に向け、国も新たな取り組みを次々と始めています。
今後、この流れは益々強くなっていくでしょう。
これまで通りの経営では、この波を乗り切るのは難しくなってくるかもしれません。
経営・業務のやり方を一から見直さなければならない時期が来ています。
この流れが本格化する前に、先手先手で対策を打っていくことが必要です。
労働環境の改善や、人材の確保・育成に有効な助成金もございます。
そういった制度を上手に活用しながら、事業主も労働者もWIN・WINな状況が作れたら、素晴らしいことですよね。
企業様にとってはデメリットと感じてしまうかもしれない「働き方改革」も、取り組み方次第で、業務改善・高収益化へのチャンスにできます!
アイアールでは、各種セミナー・助成金に関するご相談対応、経営塾、働き方改革パックなど、あらゆる体制で会社様のバックアップをさせて頂いております。
経営や人材に関するお困りごとがございましたら、ぜひお気軽に、アイアールにお声がけください。